数学を大好きになろう!

一児の母が、東京都江東区にて数学教室を開いています。こちらは下書きに使っています。

産休のお知らせ

私事ですが、7月中旬に第二子を出産しました。予定より少し早く生まれてきたので、出産の前日までオンライン授業をしていました。

 

大変申し訳ございませんが、産休を1か月とらせていただきます。8月中旬より授業再開の予定です。

4年前の出産時も家庭教師のお仕事を産後1か月で復帰して周りに驚かれましたが、ありがたいことに座ってできる環境ですし、子供の頃から赤ちゃんのお世話をよくしていたので慣れていることもあり、私としては1か月のお休みは長すぎるくらいです。

 

待っていてくださる生徒さんがいることは本当に嬉しいです。

より一層、精進してまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。

オンライン授業の感想

4月からオンラインでの一対一授業を始めました。

これをきっかけにiPad Proを購入し、zoomで会話しながらOneNoteというアプリを使って生徒さんと相互に書きあったりしています。OneNoteの反応に少し時差を感じるときもありますが、楽しく授業ができていて良かったです。

生徒さんたちからも、

「移動時間が節約できるし、荷物は運ばなくていいし、オンラインのほうがいいかも」

なんて好評をいただいています。

 

課題ができたらOneNoteに写真を貼り付けてもらったり、コロナ関係の作文や読書感想文をWordで書いてもらったりしています。生徒さんたちはすぐに使いこなせるようになり、私が教えてもらうこともしばしば(^_^;)これからのIT化社会を生きていく自信につながったらいいなと思います。

 

私もずっと、在宅勤務になった夫と休園中の娘と3人で家にいるので、生徒さんたちとお話できる時間に癒されています。できなくなってしまったことにクヨクヨするより、できることに前向きに取り組むことが大事ですね^_^

 

コロナウイルスの収束の気配が見えず、3歳の娘にも長期的な視点で家にいるからこそ挑戦できることを探そうと、色々なオンライン英会話や通信教育を試しているのですが、それを考えたりトライさせたりするだけでものすごい労力を使っています。オンライン英会話が終わった後なんて、気疲れして(娘よりほぼ私が会話しているので)しばらく床に伏せてしまうほどです。

たくさんの選択肢がある中で私を選んでくれた生徒さんや保護者の方たちのことを思うと、私もしっかり指導して恩返ししなければと考えています。

新型コロナウイルスの対応について

3月は本当に大変な1ヶ月でしたね。突然の休校、外出禁止の要請など、各ご家庭でご苦労されていることとお察しします。

 

当教室では、これまで通常通りに授業を続けて参りましたが、教室として使っていたマンションのラウンジが4月から理事会の判断により使えなくなってしまいました。いつこの事態が収束し、またラウンジが使えるようになるのか見当もつかない状態です。

 

学校の休校に加えて塾まで機能しないとなると、保護者の皆様も、学力が低下してしまわないか、心配されていらっしゃることと思います。生徒さんたちのストレスがたまってしまうのではないかと気がかりです。

 

私もできる限りのことをしたいと考えておりますので、オンライン(ZOOM)での授業に切り替えて、学力の維持、向上を目指していきたいです。

 

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マンションのロビーのスペースでも質問を受け付けています!

 

 

計算力と公文式

大学入試や大学数学では計算力を99.9999…%の精度にしておかないことには、使い物になりません。99%でも正答にたどりつかないこともあります。

 

私自身は、3歳から中3まで公文式に通っていましたが、そこで身についた計算力のおかげで解法を考える時間を人より多く設けることができ、私の低い知能でも数学の教師になるまでには数学を会得できたのかなと思っています。

余談ですが、数学的思考力は、東京にもある光塩学院という私立小に通っていたので、東京光塩の『私学』という数学問題集をやり込んだことがきっかけで身についていったと思います。公文式だけでは不可能でした。

 

数学が得意な生徒さんは、公文式以外にも、そろばんを習われていたり、中学受験を経験されていたり、何かしらきっかけがあります。保護者のきっかけ作りや働きかけも大事だなと感じています。

 

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ここからは私事ですが、娘が9月に3歳になりましたので、鼻息も荒く?さっそく公文式に体験に行ってきました。まずは国語で慣れてから算数も始めようという作戦をたてました。

 

ところが娘ったら。いぬの字を見て「いぬ」と発語する場面で、公文の教室では岩のように固まり「いぬ」と聞こえないくらいの小声でささやいているくせに、家庭学習の時間ではいぬを見てわざと「ちっち!」「ぺっぺ!」などと笑って大ふざけをするんです( ;  ; )プリントには、落書きの嵐・・・。

普段公文以外の市販のプリントは真面目に楽しくやるくせに、公文はお金がかかるんだぞという母の無言の圧力を3歳児ながらに感じてしまっているのでしょうか・・・。

自分の子供を教えるのは難しい、見守るくらいがちょうどいい、とはよくいいますが。3歳児でもうこんな感じだなんて、先が思いやられます。

高校3年生に微積分を導いていた自分が、3歳の子に「いぬ」と言わせるのに苦労するだなんて思ってもみませんでした。

 

「継続は力なり」をモットーに、気長に娘のやる気が出るタイミングを待とうと思っています。

最近の生徒さんたち

1年4か月前に少人数の数学教室をオープンして特に宣伝もせず細々と続けて参りましたが、日々嬉しいことばかりです。

半年に1人ずつ生徒さんが増え、現在3名の生徒さんたちが来てくださっていますが、全員が素晴らしい成績をおさめ、笑顔で報告してくれて、私も教室の日はにやにやが止まりません。

 

(生徒さんが学年1位を2回連続でとれました!何を隠そう、私も学生の頃は山口の田舎でトップを走っていましたが、連続1位は記憶にないです・・・。1位をとってしまうと調子にのって次回はサボってしまう子供でした。)

 

私自身は試行錯誤の毎日ですが、楽しく勉強をする習慣作りのお手伝いができているかなと思います。

全員が可能性を広げて希望の進路に進めるように、全力で応援したいです。

 

長年続けてきた家庭教師は、小6から始めた生徒さんが今は高3になり、慶應義塾大学に内部進学が決まりました。もうすぐ高校も、私からも卒業予定です。何度も子連れ出勤をさせていただき、お母様やお姉様にベビーシッターをお願いしたり、ご家族全員にお世話になりました。お別れが寂しいです(><)

 

数ある塾の中で私を先生に選んでもらえて本当に感謝しています。生徒さんたちが大人になってから、数学楽しかったなーと思い出してもらうことが、私にできる1番の恩返しかなと思っています。

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p.s.最近はマンションの↑こちらのラウンジで授業をしています。

数学は役に立つのか

8月は、生徒さんたちが数学に関する新聞や作文を書いたり、いつもと違う方法で数学と向き合う時間が持てました。定期的に作文を書いてもらっているので、数学力だけでなく文章力も伸びているなと私も嬉しく思っています^_^

 

私自身は、8月に私の教員免許の更新で母校で30時間の講義を受けてきました。

 

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久しぶりの母校は校舎こそ新しくなったものの、10年ぶりに会った恩師も同級生も、つい最近卒業したっけと錯覚するほどそのままでした。

 

そこで教授から聞いた話ですが、理系大学生からも

「数学って何のために勉強するんですか?」とか、「数学は役に立つんですか?」とか質問されることがあまりに多いそうです。

私も聞かれることが多いので、私なりの見解をここに書いておこうと思います。

 

世の中にはお金だとか時間だとか、価値があるものが色々とあるとは思いますが、現代は選択肢があまりに多すぎて、「情報」を持っていることも大きな価値のひとつです。

たくさんの選択肢の中で、他人の意見に惑わされず、数学的に考察ができて論理的な見解を持てるというのはとても価値があることなのです。

 

 

 

例えば貯金や投資の話は昔ブログにかいたことがあるので他の話をすると、私は3年前に娘を出産するときに、出生前診断について知りました。生まれてくる赤ちゃんが先天的な病気を持っているかを調べる検査で、それを行うことで出産後に迅速な対応や、準備ができるものです。

 

ですが、検査の精度が高いからといって、陽性のとき実際に問題がある確率が高いわけではないのです。例えば非常にまれな病気の場合、誤検出率は小さいけれど、それ以上に罹患している人の割合が圧倒的に小さいです。そのため、陽性と診断されても実際には問題のないケースが多くなります。

(具体的な計算は高校の数学Aの原因の確率に出てきます。)

 

とてもデリケートな内容になってしまいますが、これを知らずに出産しないことを選択してしまう人もいると聞きました。データを読み解くことができれば、選択することが変わってくる人もいるはずだし、悩んでいる時のひとつの判断材料になると思うのです。すぐに数式で自分で表せなくても、どんな数式やグラフになっているのか自分で調べてみてそれで納得できることが大切だと思っています。

 

 

 

 

 

私の数学教室では、数学や勉強がどんな風に役に立っていくのか、生徒さんと話し合ったりする時間も多いです。若さあふれる生徒さんから未成年ならではの意見を聞かせてもらえて、私も成長させてもらっています。

勉強習慣とスマホとの付き合い方

勉強をする習慣がないので心配しているというお問い合わせをいただきました。

 

勉強は親にやらされてやるものでもないし、嫌々してもしょうがないです。知的好奇心を満たせることや、学ぶことができる環境にいることはとても幸せなことであるはずなのです。

塾に通って宿題を出してもらうのは手取り早いように思えますが、子供が自発的に学びたい!と思うことが何よりも大切です。

 

習慣をつけるために塾に放り込む前に、これからどんな人生にしていきたいのか親子で考えてみてほしいと思っています。

人生や将来の夢だとスケールが大きすぎるのであれば、行きたい学校や学部のイメージを持っておくことが大事だと思います。オープンキャンパスに行ってみたり在校生、卒業生に話を聞いてみたり。

そんな将来の明るいイメージ像があるだけで、それが勉強をすることでつながっていくならば、勉強が勝手に楽しくなっていくこともあると思います。

 

もちろん昔とは違って、勉強をがんばったからといって収入を多く得られるとは言い切れない時代になってきていますよね。でも私は、勉強でも部活でも趣味でも何でも、打ち込んだ経験は絶対に自分の自信につながると思っているので、家でダラダラ過ごすのではなく、何か目標を決めたことに対して、その習慣を大事にしてほしいと思っています。

 

また、1児の母である私が今から心配しているのが、スマホとの付き合い方です。まだ娘は2歳なので、気が早すぎますが、、、(^_^;)

私は中3の終わり頃、高校受験が終わると同時に携帯電話を買ってもらいましたが、やはり携帯電話があると勉強に集中しづらかったです。今のスマホのように楽しいコンテンツがあるわけではなかったのに、メールを送りあっているだけであっという間に時間が経っていました。

テスト前や受験期は、学校のロッカーに携帯電話を置いて帰り、学校で友達にメールの返信をしたりしていました。(当時は友人関係を壊さないためにも、携帯電話がどこにあるかではなく、ただ所有していることに意味があると思っていました。)

 

今の子どもたちは小学生からスマホを持っているのが当たり前で、中高生にもなるとスマホで試験の予定や板書を写真に撮って管理していたり、ささっとわからない単語を検索できたりと、勉強にもスマホを使うこともあるので、学校のロッカーに置いて帰ってしまっては本当に不便な状況になってしまいそうだし、親が簡単にスマホ没収と言ってしまうわけにはいかないなと難しさを感じています。

 

私が娘のスマホに対して今から決めていることは、スマホを初めて娘に購入するときに、家で使う時間帯について話し合ってお互い納得して約束しておくことです。リビングにスマホ置き場を作って、使わないときはそこに置いておこうと思っています。

買ったばかりの時に長時間スマホの時間を持つことを許してしまうと、すぐにそれが習慣になってしまいますから、最初が肝心です。

きっと反抗期を迎えるとそんな簡単にいかないこともあるかもしれませんが、私自身が厳しい親に対してたくさん反発してしまったけれど、感謝も反省もしているので、時には厳しく、嫌われる覚悟も必要なのかなと思っています。万が一スマホのことで嫌われても、親子ですからそんなことは一時的でしょう。

 

もちろんそんな約束をした娘の側で、親がダラダラと過ごすわけにはいかないので、私も何か目標を持って前向きに取り組む姿勢を見せたいと思っています。

私の両親はそんなに勉強が得意な方ではなかったので私が中高生にもなると勉強を教えてもらえたことはほとんどなかったけれど、私がテスト前に夜中まで勉強している横で、母は裁縫をしてただ一緒に起きてくれていました。父は、いつも父の部屋に社会の教科書を持っていくと何時であっても私に問題を出してくれました。

両親がいつも応援してくれて寄り添ってくれていたことは、10数年経った今でも思い出しただけで温かい気持ちにさせてくれます。

 

子の勉強習慣は親の寄り添う姿勢が大事だなと、自分自身もこれからの子育てに想いを馳せ、身の引き締まる思いです。・・・と、新しい令和の時代の幕開けにこんなことを考えていました。